個人差はありますが50歳前後になると閉経を迎える方が多くなります。閉経が近づくと卵巣の機能が低下し、女性ホルモンの分泌が急激に減少してしまいホルモンバランスが崩れます。ホルモンバランスが崩れることで今までの体とは大きく変わり、様々な症状を引き起こします。
その一つとして自律神経のバランスも乱れ、精神状態にも大きく影響をもたらすことになるのです。
更年期障害の原因とは?
更年期障害は閉経が近づくにつれて卵巣の機能が著しく低下し、卵巣の機能低下により、エストロゲンという女性ホルモンの分泌が減少します。エストロゲンというホルモンが分泌されることで女性らしい体を作り、肌のツヤやハリを保ちます。
また、カルシウムの吸収も促進することで骨を丈夫にしてくれる作用を持っています。このエストロゲンが分泌されないことで更年期障害が起こるのです。
卵巣の機能が低下することで今まで分泌していたホルモンが分泌されなくなることで脳が混乱を起こし、自律神経の乱れや体調の不調が起こるのです。
更年期障害の症状
- 顔がほてる (ホットフラッシュ)
- 汗が急にかきやすくなった
- 腰や手足が冷える
- 息切れ、動悸がする
- 寝つきが悪くなり、睡眠が浅くなる
- 怒りやすく、すぐイライラする事がある
- 憂鬱になることがあり、精神的に不安定になる
- 頭痛、吐き気、めまいが多くなる
- 体のだるさ、疲れが出やすい
- 肩こり、腰痛、手足の痛みがある
更年期障害になるとこのように様々な症状を引き起こします。
整体に出来ること
更年期障害の症状は女性ホルモンの分泌の低下により、自律神経が乱れることで引き起こされます。その自律神経の乱れは整体で体を整えることで調整することができます。また、肩こりや頭痛、腰痛などは更年期障害によるものではなく、背骨の歪みや筋肉の緊張、不良姿勢などでも引き起こされることもあります。
整体で背骨の歪みや姿勢を改善することで更年期障害での症状と思われる事も改善できる可能性はあります。更年期症状でお悩みの方は一度、整体なども試してみるのも一つの方法だと思います。