カイロプラクティックについて皆様どこまでの知識をお持ちですか?
よく整体と混同して考えていらっしゃる方が多いようですが、実は似ているようで全く違う物なのです。
日本で主に行われている整体は民間療法であり、無資格者でも施術を行えます。
その内容としては体を全体的に診て、右に曲がっている体を左へ、左に曲がっている体を右へ体を戻すことを目的に矯正やマッサージを行います。
カイロプラクティックは海外では医師と同じ職種として扱われており、海外では国家資格が必要なものとなっております。
その内容としては、体をミクロ(細かく)に検査し、背骨の歪みによって引き起こされる椎間板への問題(サブラクゼーション)を取り除き、神経の回復を行います。
そのため解剖学の中でも、背骨や筋肉への知識はもちろんのこと神経への知識が必要になってきます。
サブラクゼーションとは?
サブラクゼーションとは背骨がズレが生じることによって椎間板が腫れたり、潰れたりした結果、背骨の動きが悪くなるとともに、椎間板などが神経に触り、神経の働きを妨害してしまうことです。
そして神経は繊細な組織ですので、10円玉程度の重さ(4グラム)でも正常には働けなくなります。
神経には運動神経、感覚神経、自律神経というものがあります。
・運動神経は筋肉を動かしており、この働きが悪くなると筋力低下、関節の可動域制限などが出現します。
・感覚神経は痛みや冷たい熱いなどの情報を正常に脳に伝える働きがあります。この働きが悪くなると神経痛や麻痺、感覚が鈍くなるなどの症状が出現します。
・自律神経は体全体のバランスを体の内側から整えているものです。この働きが悪くなると体温調整がうまくいかなくなったり、自己免疫力の低下などにも関係しております。
他にも睡眠の質の低下や内臓の不調などの諸症状も出現してきます。
サブラクゼーションと椎間板ヘルニア、脊柱管狭窄症の関係
サブラクゼーション、椎間板ヘルニア、脊柱管狭窄症は3つとも似ていますが実は同じようで全く別物です。
椎間板ヘルニアや脊柱管狭窄症は整形外科や病院などでレントゲンやM R Iなどの検査機器によって診断されます。
一方、サブラクゼーションはレントゲンやM R Iの検査では検出されない程度の問題を施術者が細かく触診を行い、背骨や椎間板の細かい動きまでを感じ取り背骨の問題を検出します。
この検出には熟練の触診力と技術、知識が必要不可欠です。
簡潔に言うと、サブラクゼーションは椎間板や背骨のズレの度合いが小さなものから度合いの大きなものまでを対象として見ます。椎間板ヘルニアや脊柱管狭窄症と名前のつくものは椎間板や背骨のズレの度合いが大きいものを対象としています。
カイロプラクティックは背骨の状態を正常化し、人間本来の持つ力である自然治癒力を高めることで神経の機能を正常化あることであらゆる症状や健康を維持、向上するするのにとても効果的です。
当院の整体はカイロプラクティックをもとに独自の施術方法を多くの方に提供させていただいております。