腰痛と聞くとヘルニアをイメージする方も多いのではないでしょうか?その中でもよく耳にするのが椎間板ヘルニアです。ヘルニアとはラテン語で「脱出」という意味を指します。背骨の間にあるクッションの役割をする椎間板が飛びだすこと(脱出)を椎間板ヘルニアと言います。
実は椎間板ヘルニアは腰だけではなく、首(頚椎)にも引き起こします。頻度的には腰(腰椎)に比べると比較的少ないですが、最近ではスマホの普及により、スマホネック、ストレートネックなどで頚椎ヘルニアを引き起こす頻度も多くなってきました。
椎間板とは?
ここは豆知識として頭の片隅に入れといていただけらと思います。椎間板は水分を多く含んだゼリー状の繊維です。そしてスポンジのように潰すと水分を排出し、開くとまた水分を吸収する仕組みがあります。スポンジのように柔らかく弾性がある為、硬い骨同士の衝撃を吸収する作用があります。
背骨が正常に動くことが重要
この椎間板は背骨が正常に可動することで水分を吸収と排出を可能にしております。しかし、同じ姿勢や背骨の動きが悪くなることで徐々に椎間板の水分の吸収と排出する機能を失ってしまい、椎間板は徐々に薄くなり、乾燥したゼリーのように硬くなり、衝撃を吸収することができなくなることで薄くなっていきます。
その結果・・・背骨の間の隙間が狭くなり、変形が進んでいくことになるのです。
椎間板ヘルニア発症の仕組み
椎間板ヘルニアの発症の仕組みについて説明します。椎間板ヘルニアとは、背骨の腰部の椎骨と椎骨の間にある軟骨(椎間板)が変性し、組織の一部が飛び出す状態を指します。
ヘルニアという言葉は、何かが飛び出すことを意味します。この状態になると、飛び出した椎間板の一部が近くにある神経を圧迫し、腰や足に激しい痛みやしびれなどの症状を引き起こします。
これらの症状は坐骨神経痛と呼ばれ、椎間板ヘルニアの代表的な症状となっています。
椎間板ヘルニア発症には予防策はあるのか?
なぜ腰椎にもヘルニアが多いのか?
ヘルニアで一番多い背骨が腰椎4番、5番が一番ヘルニアが多いと言われております。実際に臨床上でもここの部分が一番ヘルニアが多く見受けられます。
なぜ、腰の背骨に一番ヘルニアが多くなりやすいのかというと腰の曲げ伸ばしで一番動きが良いところが腰の背骨だからです。腰の背骨の下には骨盤という土台があり、骨盤自体は腰の曲げ伸ばしでは動かない為、腰の背骨が腰の曲げ伸ばしで一番負担が加わるのでヘルニアが多くなるのです
ヘルニアが痛みの根本的な原因ではない・・・
では、ヘルニアになっている方が皆、腰痛を抱えているかというと実はそうではないのです。病院でMRIを撮ってヘルニアがあっても腰痛を感じない方も多くいらっしゃいます。つまり、ヘルニア=腰痛、痛みではないということです。
痛みや痺れはヘルニアではなく神経
もちろん中にはヘルニアが原因で痛みを抱えている方もいらっしゃいますが多くの方の原因は骨盤お歪みや背骨の歪みにより、痛みを感じる感覚神経という神経が過敏になり、痛みを感じているのです。
ヘルニアで痛みが酷く、手術をして飛び出ているヘルニアを取り除く方もいらっしゃいますが、手術をしたのに腰痛がなくならないのは腰痛を引き起こしている根本的な原因を取り除いていないからなのです。
ヘルニアの施術方法は?
仙台市宮城野区にある治療院アテオスではヘルニアを引き起こしている根本的な原因に対して治療を行なっていきます。その根本的な原因を見つける為にレントゲンでもわからないくらいの微細な歪みや神経の圧迫を検出できる特殊な器具を用いて的確に治療の箇所を定めていきます。
検査でヘルニアを引き起こしている場所や痛みを引き起こしている原因を見つけ出したら、仙台市でも数少ない特殊な矯正ベッドを用いてヘルニアを引き起こしている背骨や骨盤の傾きを矯正治療で行なっていきます。
背骨を整えてヘルニアの負担を減らす
ヘルニアの治療は薬や電気治療やマッサージだけでは改善することはできません。それはなぜかと言うと背骨が歪むことでヘルニアを引き起こす為、背骨自体の歪みを取り除かない事には根本的な改善にはならないからです。
背骨の歪みを整えるには矯正治療が一番効果的だと当院では考えております。また、矯正治療と聞くと怖いと思われる方もいらっしゃいますが、当院の矯正治療はボキボキするような矯正ではなく、安全に治療をする為に矯正専用の特殊なベッドを用いて行います。
当院には仙台市以外に県外からも来院される方も多くいらっしゃいます。ヘルニアでお困りの方は是非、仙台市宮城野区にある治療院アテオスへご相談ください。