初めて施術を受けたり、身体の状態が回復へとむかおうとする時におこるのが好転反応です。
施術の過程で一時的におこる身体の正常な反応になります。
しかし、よく間違えてしまうのが揉み返しと好転反応です。マッサージや揉みほぐしを受けたあとに揉み返しがひどかったというお話もお聞きします。
施術をする方も間違えて捉えがちなので詳しくご説明させていただきます。
揉み返しと好転反応の違いとは?
揉み返しとは刺激の強いマッサージや揉みほぐしによって筋肉が傷ついた時に炎症反応によるものです。
一方で好転反応とは施術によって身体の老廃物や筋肉の回復、背骨の歪みなどが修正される事で一時的におこる反応です。
揉み返しの症状
- 施術したところが痛い
- 施術後にコリがひどくなった
- 施術後に痛みがひどくなった
好転反応の症状
- 身体が全体的にだるい
- 眠気がでてくる
- からだ全体がポカポカする
揉み返しのメカニズムについて
揉み返しはおもに刺激の強いマサージや揉みほぐしによって筋肉の繊維が傷ついてしまった事で起こる反応です。
筋肉痛は皆さん経験したことがあるとおもいます。
実は筋肉痛も筋トレによって筋肉の繊維が断裂したしたことで起こるのです。
筋肉の繊維が壊れてしまったという意味では筋肉痛も揉み返しも同じような状況といえます。
好転反応のメカニズムについて
好転反応とは副交感神経といって身体をリラックスさせる神経が働くことで起こる反応です。実は身体が良くなっていくにはこの副交感神経がしっかりと働くことで体は回復をしていきます。施術によって今までの体の歪んでいた部分が整うことで、回復へのスイッチが入る時に副交感神経の働きが高くなり、身体のだるさや眠気といった反応がおこるのです。
好転反応が出た際はゆっくりと身体を休めるとともに水分補給をオススメいたします。
体というのは約60%〜70%が水分と言われております。体が回復をしていく過程で水分を多く失います。
逆に言えば、水分不足は体が回復しづらいということです。
日頃から水分補給(水がオススメです)を心がけてみましょう。
まとめ
揉み返しはマッサージや揉みほぐしによって筋肉の繊維が傷ついてしまったことによる症状。一方で好転反応とは施術によって副交感神経が高くなることで身体が正常に回復しようとする際にでる症状です。
好転反応の場合は1〜3日ほどで症状はおさまりますのでご安心ください。